リワークステーションかちがわ

リワークステーションかちがわ-復職までのステップ-

第一ステップ

第一段階ではまず生活リズムを整えることからスタートします。

「週に5日間、毎日デイケアに通所できる」までは、生活リズムを整えることを目標にします。生活リズムを整えるには、起床時間・就寝時間を同じにするように意識しましょう。睡眠を整えること、三度の食事を一定にすることが生活リズムを整える上での基本です。

決して無理をせず、気分が乗らない時、体調の悪い時は思い切ってデイケアを休むことも必要です。

気分の波が大きい、落ち込み方が激しい、一度落ち込むとなかなか気分が持ち上がらない頃は頑張りすぎず、自分の体調・気分に合わせましょう。

早く復職したいと焦るあまり、無理をし続けるとさらに悪化し自宅療養に逆戻りする可能性もあります。あくまでもゆっくりとしたペースでリズムを整えていきましょう。

第二ステップ

徐々に一定の睡眠が取れ、起床時間、就寝時間が整い毎日デイケアに通所することが日課になってきます。一日活動した疲れはその日のうちに、一週間のまとまった疲れは週末に取るように、次週に向けてゆったり過ごします。

生活リズムが十分に整い、日中の気分が改善されてきた後には、休職に至ったプロセスを自己分析します。自分を取り巻く環境側の原因や要因、自分の側での症状形成の要因を分析します。この作業が再発を防ぐためにとても重要になってきます。休職に至ったプロセスに直面しても症状が変化しない程度に改善していないと、とても復職へ向かって歩むことはできません。

また、様々なプログラムにおいてストレス負荷をかけ、安定していた体調が心理的負荷によって狂わないかを確認します。

こうしてストレスマネジメント、セルフケア能力を高めていきます。

第三ステップ

第三段階では、復職にむけて具体的な行動を開始します。

毎日デイケアに無理なく通える状態が1~2ヶ月以上続き、気分変動の波が激しくない、軽い気分の波をセルフコントロールできるようになってきたら徐々に復職の準備を整えていきます。

まずは勤務先との調整を開始します。同僚・直属の上司など話しやすい人達から連絡を取る、実際に会うなどをして気分変動が出現するかを確認してみます。

そして徐々に健康管理スタッフ、所属長、人事担当者、とハードルを上げていきます。話す内容も初めは雑談、現状報告から、リハビリ出勤制度などの確認、具体的に復職時の配属先の調整、仕事内容まで十分に話し合っておく必要があります。 

また、復職時に突然職場へ出勤するのはとても負荷が強いので、職場に慣れておくことも必要です。

平日の昼間や休日に職場の近くまで行ってみることから始めてみましょう。朝、デイケアに通所する前に出勤するのと同じように職場への通勤練習をしてから デイケアに通所するのもよいでしょう。

1.生活リズムが確立する

2.気分の変動・ストレスをセルフコントロールできる

3.職場との調整が進み、受け入れ態勢が整えば、職場の復職制度に沿って復職を進めていきます。

復職支援プログラム

オフィスワーク

復職支援プログラム:オフィスワーク

文章読解、要約、計算問題、パソコン作業、各種検定問題など。 
気軽に取り組め、達成感を得られ自信を取り戻せる課題で集中力・思考力・判断力等の回復を図ります。 適度な休憩、疲労感、作業配分をセルフコントロールすることで仕事のやりすぎを調整します。 
復職が近づけば仕事関連の業務に照準を合わせた課題を行っていきます。 

スポーツプログラム

復職支援プログラム:スポーツ

卓球、ダーツ、パターゴルフなどの室内で皆で楽しめるものです。

軽い運動を行うことで、心身をリラックスさせ、基礎体力の向上を図ります。

集団で過ごすことが、職場内で過ごす訓練になり、自分の役割、社会の一員としての意識を高めます。

心理教育プログラム

疾患理解
うつ病についての再発予防
認知行動療法
気持ちが動揺した時に頭に浮かぶ考えやイメージの特徴的なクセを現実にそった柔軟な考えに変えること

セルフケアマネジメントについての学習プログラム

ストレスマネジメント
ストレスとは何か、自分のストレスの特性は、ストレス対処法は、などを学びます。
マインドフルネス瞑想
自分の考えや感情に振り回されることなくありのままを受けとめる能のトレーニングです。集中力向上、心身の安定、自己理解が深まるなど、たくさんのメリットがあります。今最も新しい心理療法のひとつです。
ストレスコーピング
ストレスを感じた時に行うと良さそうな事をリストアップし、その効果を検証します。再休職予防に有効な対処法を便るプログラムです。
リラクセーション法
呼吸法、自律訓練法、漸進的筋弛緩法、ヨガなど自律神経のバランスを整えて体の緊張をほぐします。
自己分析
オフィスワークの既存課題が終わった段階で、うつ病になった原因・要因を環境側と自分の内面との両側から自己分析し文章化します。休職に至ったプロセスに直面しても安定していた体調が変化しないか確認します。
個人ワーク
オフィスワークの最終課題として自身の内面と向き合うようなテーマを決め、他の利用者の前でプレゼン発表します。

コミュニケーションスキルの向上

グループワーク
スタッフの提示するテーマの中から一つ選択し、メンバー3~4人で協力、情報収集、資料を作成、プレゼンテーションを行います。
テーマトーク
司会・書記・発表者を決め、会社の模擬会議のようにテーマに沿ってディスカッションします。
アサーションロールプレイ
自分も相手も大切にした自己表現(アサーション)をロールプレイで実践し、お互いに指摘しあうことで自分では気づかないコミュニケーションパターンに気付くことができます。

週間プログラム

 
AM ウォーミングアップ
オフィスワーク
ウォーミングアップ
オフィスワーク
ウォーミングアップ
オフィスワーク
ウォーミングアップ
オフィスワーク
ウォーミングアップ
オフィスワーク
PM 室内活動
一日の振り返り
心理教育
一日の振り返り
室内活動 
一日の振り返り
コミュニケーション
プログラム

一日の振り返り
一週間の振り返り
リラクゼーション

一ヶ月のプログラム例

マインドフルネス 認知行動療法 コーピング アサーション 一週間の振り返り
リラクゼーション
マインドフルネス 認知行動療法 ヨガ テーマトーク 一週間の振り返り
卓球 
マインドフルネス 認知行動療法 コーピング アサーション 一週間の振り返り
リラクゼーション
マインドフルネス 認知行動療法 瞑想 ストレスマネジメント 一週間の振り返り
太極拳

※AMはオフィスワーク

一日の流れ

復職までのステップ:一日の流れ

他の医療機関で治療を受けていらっしゃる方についても、通院中の主治医の先生の指示のもと、デイケアにのみ通所していただくことができます。

企業の人事担当の方、産業保健スタッフの方で、休職中の従業員を抱えお困りの事がありましたらご相談ください。

予防的活動から医療的ケア、復職までをトータルでサポートさせていただきます。

-自立支援医療について(精神通院)-

精神的な病気の治療から重症かつ長期に通院継続している方に対し、医療費の自己負担を軽くする制度が設けられています。

リワークステーションかちがわうつ病の集団認知行動療法
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